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【実例】縮毛矯正をやめてショートにしたい。私のくせでもできますか?

表参道で大人女性の髪のお悩みを解決する美容師をしております、亜彌あみと申します。
 

    この記事は

  1. 現役美容師
  2. 年間約1000人の大人女性を担当
  3. 自身も38歳女性
  4. 美容師歴19年目
  5.  
    …が書いています!

 
今回は、縮毛矯正をかけずにおさまるなら
縮毛矯正をやめてショートにしたいというお客様の実例記事です!
 
お客様の髪質やスタイリングの方法も合わせて解説していきます(^^)

縮毛矯正をやめたいとご相談の今回のお客様

 
今回のお客様です。
 


 
パサツキと広がり、表面にくるくるというか大きく縮れる毛があるとお悩みです。


1年に1回程度、縮毛矯正をかけていたそうなんですが、
 
頭頂部の薄さも出てきているのと、
長さによってクセもあり変にはねるので、
どうすればいいか悩んでいるとのことでした。


 
また、縮毛矯正の持ちのためにボブにしているけど
本当はもう少し短い髪型にしてみたいというのもあり、
 
「短くしてしまうと縮毛矯正が持たないから、
かけてしまったらもったいないのかな…」

というのもあり、
 
切るか、長めにするか、
縮毛矯正をかけるか、カットだけでもお手入れできるのか
いろいろ悩まれてご連絡いただきました(^^)
 

お手入れが大変になってしまうのも困るし、
時間もお金もかけて縮毛矯正をかけても3ヶ月くらいしか持たなかったらもったいないし、
悩んでしまいますよね。

あみ


縮毛矯正をやめるとどうなるのか?

 
縮毛矯正をかけている方はもちろんご存知だと思いますが、
 
縮毛矯正をかけるとうねりやぼわぼわと広がる髪が真っ直ぐになりツヤが出てつるんとした髪になります。


髪の毛の1本1本のじりじりとしたうねりも真っ直ぐ整うので、
髪がさらさら指通りがよくなったように感じます。
 



縮毛矯正のメリットとしては、

  • アイロンやブローのように雨や湿気で取れない
  • 乾かすだけでさらさらストレートになる
  • ツヤが出る

と言ったところです。


ですが、反対に

  • かけたところは半永久的にストレートになるので、伸びてきた地毛との差が出る
  • ストレートになるためボリュームが出なくなる
  • 美容室での費用と時間がかかる

という面もあります。


このようなメリットデメリットからも、
 
ロングやボブのような、
ツヤがあった方がよかったり
まとまりがあっておさまっていた方がいいような髪型には
縮毛矯正がかかっていた方が、
きれいに見えるしお手入れも楽です。


ですが、年齢で髪が細くなってきてしまってボリュームが出ない方や、
白髪染めの頻度が高くなって縮毛矯正はやめようかな…
と、考える方も多いです。
 
メリット・デメリットをみて、
今のご自身のライフスタイルやお悩み解決するのに合うのはどちらかな、と選んでいただけるといいのかと思います(^^)


今回のお客様は、

  • うねりが強いわけではないが、ぼわっと広がる
  • くせでボリュームが出ているが、髪質自体はやや細め
  • くせによるぱやぱやとしたパサつきが目立つ

という髪質なので、
広がらないように段をつけたショートボブにして
ワックスを朝つけていただければ問題なくくせを活かした髪型にできます!


絶対さらさらストレートがいい!とか、
朝スタイリング剤をつけたくない!
…とかでなければ、
縮毛矯正はかけなくてもお手入れはしていただけると思います(^^)

今回のお客様をくせを活かしたショートボブに!

 
お客様ご自身にもメリット・デメリットや朝のお手入れのお話もさせていただいた上で
 
縮毛矯正はいつでもかけることができるので、
1度くせを活かしたショートボブにチャレンジしてみることに!


縮毛矯正はかけずにくせを活かした髪型にさせていただいた施術後はこちらです!!
 


 
ブローやアイロンはせず、
バーっと乾かしてワックスを揉み込んだだけの仕上がりです(^^)


ご来店時よりも頭が小さく、頭の形もきれいに見えますよね♪
 


 
長い首がスラッときれいに見えますし、
気にされていた頭頂部や後頭部のボリュームも
段が入って上重心の髪型になったので気になりづらくなりました。


こちらのお客様は前髪が目の上で作ってある長さなので、
もし夏場や梅雨時期に前髪のうねりが気になるようでしたら
前髪の縮毛矯正だけかけてもいいかもしれません。
 
全体の縮毛矯正より短時間だし、金額的にもリーズナブルなので、
続けるにしてもカラーリングをしたとしてもそこまで負担にはならないと思います!


▼前髪の縮毛矯正の記事はこちら



 
今回のお客様は縮毛矯正もかなりナチュラルにかかっていたのか毛先も真っ直ぐな感じがほぼなかったので問題なく脱・縮毛矯正ができたんですが、
 
前回縮毛矯正をかけてから1〜1年半くらい経っていないの脱・縮毛矯正はできません。


こんな感じで、カットした後も毛先に真っ直ぐな部分が残ってしまうと、
その真っ直ぐな部分がハネてしまったり、
根元のくせが膨らんだり動いたりするのに
毛先だけ真っ直ぐでシルエットが丸くならなかったりしてしまうからです。
 



特に髪が硬めな方はツン!とした質感が出やすくセットがしづらいので、
そういう場合は毛先だけパーマをかけたりがオススメです!

くせを活かした髪型のセット方法

 
パサつきやすいのはうねりや髪自体がくせでぼわっとしているからなんですが、
くせがある方は乾燥しやすく、水分を吸いやすい髪質の場合が多いです。
 
なので、髪にしっかり油分や水分を補給しておかないと、
空気中の湿気を吸ってぼわぼわとより広がってしまうんです。
 


なので、乾かす前には必ず洗い流さないトリートメントをつけること。
 
くせを活かす髪型の場合はバームやワックスのような油分を髪に先に補給して、
空気中の余分な湿気を吸ってしまうのを防ぐこと。
 
ぼわぼわと広がっていってしまうくせを、
スタイリング剤でしっかりキープさせることが大切になってきます!
 


オイルのような液体のスタイリング剤は、
保湿はしてくれるんですが髪をキープさせるような力はないので、
 
くせでぼわぼわと広がる方やうねりがある方は
乾かす前以外はオイルのみだけではいい感じの髪型はキープできません!


柔らかい猫っ毛さんでうねり、ウエーブがある髪質の方はバームでも充分スタイリングできます。
 
バームは固形のオイルみたいなスタイリング剤なので、
ワックスよりベタつきが少なくて
手にそのままつけてもハンドクリームみたいな役割にもなるものです(^^)
 

こんな感じで手に取ると手の熱で溶けるのがバームです。


今回のお客様くらいのくせであれば、
ぱやぱやしたぼわつきを抑えてまとまりやすくするくらいならバームもありです!
 
▼おすすめのベタつかない伸びがいいバーム



もうちょっとふんわり、クシュクシュとした動きがほしければワックスの方がキープ力もあるのでおすすめです!
 
崩したくない日や長時間外で人と会う日なんかは
ワックスの方がいいかもしれないです(^^)
 
▼ベタベタしすぎずくせがきれいに出てくれるワックス

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ロレッタ(Loretta)
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私はこちらのロレッタ2.5に洗い流さないトリートメントのオイルを2適くらい混ぜて伸びをよくして使っています。


ちなみに今回のお客様の仕上がりは
ワックス+オイル2適混ぜてセットしています!
 

束感とかツヤ感、クシュッとした動きが出ていて素敵ですよね(^^)


 
ポイントは、

  • ワックスの量はしっかり小指の第1関節分×2くらいつける
  • 毛先や表面だけじゃなくて、髪の内側〜全体にしっかり揉み込む
  • 前髪だけ半分〜毛先のところだけつける

ということ!
ベタつくからと毛先にしかワックスをつけない方が多く、
ほとんどの方がワックスの量がかなり少ないです。
 
ベタつきの出づらい髪と髪型に合うワックスを
しっかりつけておく、が髪型を作るポイントです!


この量くらいをまず後ろにつけて、
もう1回取って横につけるくらいしっかりつけます。
 



前髪はこんな感じ!

 
こういう感じで毛先〜中間に揉み込みながら
ギュッとしっかり握って油分を浸透させるイメージです!



こちらは髪型や髪質によっても若干違ってはくるので、
ご来店時にしっかりご説明させていただきますね(^^)

縮毛矯正をやめてくせを活かした髪型にするためには

 
私は基本的にはくせを活かした髪型にできない方はいないと思っています。
 
ただ、くせにコンプレックスがある方が多いので、
やっぱりさらさらツヤツヤなストレートがいい!という方には向かないのと、
 
くせの強さを選べるわけではないので、
実際ご自身のくせでその髪型になった時に
その形が好きかどうか、だと思います。


うねりがかなり細かくてボリュームが出やすい方でも
縮毛矯正をやめてくせを活かした髪型にされてる方もいらっしゃいますし、
 

 
くせが緩いのでもう少しご自分で動きを出やすくするためにパーマをプラスする方もいらっしゃいます!
 



どの髪型だったら好きな自分でいられるか、というのと
 
今のご自身のライフスタイルとして
美容室の時間が短い方が楽に続けられるのか、
家での朝の時間が短い方が楽なのか、
 
髪質のお悩みとして何を1番解決したいのか、によって
縮毛矯正をかけていた方がいいのか
縮毛矯正をやめてくせを活かしてみるのかを考えてみてもいいかもしれません(^^)


「やってみたいけど、自分にできるかな?」
「自分のくせだとどんな感じになるのかわからない」
という方は是非ご相談いただければと思います!
 
完全マンツーマンなので、カウンセリングの時間をしっかり取って
お写真などでイメージを共有しながらご提案していきます。


▼縮毛矯正をやめてくせを活かした髪型にした他のお客様の記事はこちらも

 

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